明るくて可愛くてスタイルがいい彼女は、面倒な仕事やお茶汲みまで文句ひとついわずにやってくれるので、いきなり人気者になった。他の部署にも噂は伝わり、まだ入社して3ヶ月しか経っていないのに、アタックして玉砕したという話を何件も聞いている。
翌日の朝、オレはかなり早く目を覚ましてしまった。
資料ができていないことが心配だったのだ。プレゼンに失敗してハゲ部長に嫌味をいわれるのは、プライドが許さない。
いつもと違って静かなビルに入り、エレベーターに乗る。4階で降りて、ドアを開けた。
整然と机が並んだオフィスは、閑散として暗かった。まだ誰もきていないのだろう。当然だ。なにしろ始業時間まで、まだ2時間もある。
明かりをつけようとしたら、オフィスの奥からブイーンというかすかな音が聞こえた。
なんだ? オレは不審に思いながら、音のする方へ向かう。
ハゲ部長の席の隣。一面窓ガラスの壁にもたれて、誰かがいた。
オレは息を呑む。
女の子だ。
女の子が、全裸で足を広げて座っていた。
しかも、目隠しをしている。
なにごとだ? 事件か?
さーっと血の気が引いたオレは、忍び足で女の子に近づいた。
数歩前で、足を止める。
「……マ、マナちゃん?」
かすれた声で、オレはつぶやいた。
マナちゃんだった。
マナちゃんが、白い肌をあらわにして座っていた。
オレはぎょっとする。
ブイーンという音は、彼女から漏れている。
すぐにわかった。
彼女の丸見えになったおまんこに、バイブレーターが刺さっていたのだ。
おまんこだけじゃない。アナルにも挿入している。
強盗? レイプ?
さっと辺りを見回すが、他に人影はない。
いや、おかしいぞ。
彼女は目隠しこそしているが、猿ぐつわははかまされていない。悲鳴をあげようと思えば、いくらでもあげられる。
「……んっ。はぁん」
マナちゃんが、可愛い声で喘いだ。
まさか!
オレが立ち尽くしていると、マナちゃんはおっぱいを揉み始めた。
BカップかAカップかと噂されていた彼女のおっぱいは、ボリュームがあった。たゆんたゆんと、手の中で揺れている。どうやら着やせするタイプだったらしい。
薄桃色の乳首はピンと勃っていた。彼女は指を滑らすようにして、くにゅくにゅつねっている。
「んはっ。あぁん。……おっぱい、気持ちいいのぉ」
オレはうろたえた。
オナニーなのか?
清純なマナちゃんが、会社で
オナニーしているのか?
しかも、おまんことアナルにバイブレーターを刺して?
半開きにした口からよだれを垂らしながら?
そんなバカな!
でも、おまんことアナルの中でバイブレーターが唸っている。息を荒くしておっぱいを揉んでいる。
彼女が座る床には、染みが広がっていた。
きっと、おまんこから流れ出た蜜だ。いつから
オナニーしてたんだ?
「んはあっ……。あんっ。バイブ、入ってるのぉ……」
マナちゃんは、もぞもぞと腰を振る。
オレがいることに気づいていないのか? いや、目隠しをしているからオレだということはわからないだろうけど、誰かがいることはわかっているはずだ。
だとしたら。
誰かに見られて、彼女は興奮している。
会社でする
露出オナニーを、楽しんでいる。
マナちゃんは、変態だったんだ!
オレはゾクゾクしてきた。ゴクリと唾を呑むと、ベルトを外してパンツごとズボンを下ろす。
チンコは、もちろんバッキバキに勃起していた。
目隠ししたマナちゃんの
オナニーを見ながら、硬くなったチンコをしゅこしゅことしごく。
相互
オナニーだ。
脚をM字に広げて座る彼女のおまんこは、丸見えだった。
バイブレーターをくわえ込んで、てらてらと濡れている。
綺麗なおまんこだ。陰毛がほとんどない。わずかに覗いたびらびらも、まだピンク色じゃないか。
アナルの方は、お尻の狭間からバイブレーターの取っ手が覗いているだけで、隠れている。
もっと見たい。
マナちゃんの恥ずかしい姿を、堪能したい。
チンコをしごきながら、じりじりと近づく。
彼女のシャンプーのにおいと、むおんとするおまんこのにおいが、鼻をくすぐった。
「あっ! ひゃぁんっ!」
ずるうっ。
イったのか、濡れすぎたのか、マナちゃんのおまんこからバイブレーターが抜け落ちた。ごとりと床に倒れ、ウィンウィンうねっている。
オレの目は、マナちゃんのおまんこに釘付けだった。
すごい!
ピンク色の丸い穴が、ぱっくりと開いたままになってる! 奥まで濡れ光っていて、ひくひく動いてる!
ぷりぷりとした周りのお肉。つんと勃ったクリトリス。
なんて綺麗でえっなおまんこなんだ!
「……お、落ちちゃった。あの、ひ、拾ってくれませんかぁ?」
目隠ししたマナちゃんは顔を上げ、震える声でそういった。
オレはドキっとする。
太くて長いバイブレーターを拾う。数秒前まで彼女のおまんこに入っていたバイブレーターだ。まだ暖かい。
スイッチを切って、とろとろの蜜がまとわりついたそれをぺろりと舐めてみる。彼女の味が、口の中に広がった。
「それ、……い、入れてください。お願い、します……」
マナちゃんは、指でおまんこをくぱあっと広げてみせる。
入れて欲しい?
そうか、そのピンク色の新鮮おまんこに、入れて欲しいのか。
ようし。
オレは床に膝をつき、腰を突き出した。
彼女のぱっくりと開いたおまんこに、勃起チンコをくっつける。
ぬちっ。
みちゅ。ぷくちゅ。
彼女のぬるぬるの蜜とオレの我慢汁が、えっちな音を奏でる。
おまんこの周りを、亀頭で撫でた。びらびらやクリトリスを、亀頭でぷるんと弾く。
「あっ! ……んはぁっ」
わかるのか? これは、バイブレーターじゃないぞ。生チンコだぞ。
彼女はおまんこをオレに任せて、おっぱいを揉み出した。
チンコでクリトリスを弾くたび、彼女はビクンビクンと身体を揺らす。
濡れた唇。細い首。色っぽい鎖骨。華奢な肩。白い肌。
推定Eカップのおっぱい。ピンク色のおまんこ。
我慢できない!
オレは、さらに腰を突き出した。
チンコの先が、おまんこに吸い込まれる。
むちゅっ。
めちゅっ。むちゅちゅぷうっ。
「あっ! あぁはーん! 熱くて硬いのが、入ってきたぁーっ!」
マナちゃんに、入れちゃった!
オレのチンコが、マナちゃんのおまんこに入ってる!
あっさりと、根本まで挿入できちゃった!
信じられない! 夢のようだ!
マナちゃんの肩を掴み、ゆっくりと腰を動かす。
ずぷーっ、にゅぷぅーっ。
ずぷっ。ぬぷぅーっ。ずぷぷぅーっ
蜜で溢れる熱いマナちゃんの膣内を、チンコでこすった。
「……あ、あぁん。ゆ、ゆっくり、動いてるぅ……。んっ。はぁん」
気持ちいい!
濡れ濡れですこし緩くなってるけど、気持ちいい! ピンク色のひだひだが、オレのチンコをがっちりくわえてる!
しかも、彼女のアナルでうねるバイブレーターが、皮一枚でチンコを刺激していた。
オレは、腰の動きを速くする。マナちゃんのおまんこの奥に、チンコをガンガン突きまくる。
ずパン! ずプン! ぶパン!
ばちゅン! じゅパン! ずちゅン!
熱い蜜が、結合部からたらたらと垂れてくる。オレの股間まで、すぐにびっしょりになった。
彼女は床に手をついて、身体が動かないように固定していた。そのせいで、推定Eカップのおっぱいがたぷんたぷぷんと揺れていた。
なんておいしそうなおっぱいなんだ!
オレは、マナちゃんのおっぱいをつかんだ。
柔らかくて張りのある、白いおっぱい!
しゃぶりついた。
おっぱいの谷間に顔を埋めて、顔面で柔らかさを感じる。
べろんべろんとおっぱいを舐め、乳首をちゅーちゅー吸った。軽く甘噛みもする。
「ああっ! ひゃあん! おっぱい、気持ちいいよぉ! あーん!」
すぐそばで、マナちゃんの甘い喘ぎ声が漏れた。
オレはおっぱいをしゃぶりながら、彼女の肌を楽しんだ。細い腰をさすり、骨張った背中を撫でる。しっとりと汗ばんでいるが、若々しくて柔らかい。
そうしながらも、腰をぐりぐりと動かした。マナちゃんの熱い膣内を、チンコで掻き回す。
「んっ! ああっ! おまんこ! おまんこ気持ちいいよぉ! あーん!」
ぷぱっ! とおっぱいから口を離した。
もう限界だ!
オレはマナちゃんの細い脚を抱えると、腰の動きを激しくする。
パァン! パァン! スパァン!
スッパァン! パシャアン! プシャアァン!
「あーっ! ああぁん! はぁぁーん! 奥! 奥に刺さってるぅ! おまんこの奥で感じちゃうーっ! あ――ん!」
マナちゃんの喘ぎ声が、大きくなった。
強く突くたびに、奥に当たるたびに、おまんこからぶしゃぶしゃと蜜が噴き出てきた。
感じてる! マナちゃんは、オレのチンコで感じまくっている!
イきまくって、潮を噴いている!
可愛い! 可愛いぞ、マナちゃん!
よーし! オレもイっちゃうぞ!
マナちゃんの膣内で、イっちゃうぞ!
中出しだ!
そう思ったとたん、ぎゅばっと熱いものが登ってきた。
思いっ切り、チンコを突く!
ぶぴゅーっ! ぶぴゅうう――っ! ぶぴゅぱぁぁ――っ!
「んっふぅ!」
オレは、声を押し殺す。
イった! 出した!
マナちゃんの膣内に、中出しした!
すさまじい快感に、身体が震える。
会社で
セックス! みんながあこがれる可愛い新人女子社員に中出しした!
息を整えながら、
セックスの余韻を味わう。
目隠ししたマナちゃんは、天井に顔を向けてだらりと肩を下げていた。開きっぱなしの口からは、たらたらとよだれが垂れている。
ふと、罪悪感がわいてきた。
思わずヤちゃったけど、まずいんじゃないか? 会社で
セックスするなんて。しかも、中出ししちゃったぞ。
今まで目に入らなかった窓の外には、いくつかのビルが並んでいた。
やばいぞ! 外から丸見えじゃないか!
冷静になってきたオレは、ずるりとチンコを抜いた。
「んあっ!」
ビクン! とマナちゃんが揺れた。
ピンク色のおまんこは、
おしっこをもらしたかのようにびしゃびしゃに濡れている。
膣口は、ぱっくりと開いたままだ。
とろり。
おまんこの中から、どろどろどろーっと白濁としたオレの精液が流れ出てきた。こんなに出してしまったのかと、驚くくらいだ。
「あっ! あぁん! だ、だめぇ!」
マナちゃんは、急に大きな声を出してお尻を浮かした。
ぬりゅ! ぶりゅりゅっ!
アナルに挿入されたままだったバイブレータが、抜けた。床に落ち、ウィンウィンとうねっている。
「やぁん。……落ちちゃった。恥ずかしいよぉ」
マナちゃんは、おもむろに四つん這いになった。
丸く開いた肉色のアナルが、オレの目に飛び込んでくる。
すごい!
くぱっと開いたピンク色のアナル! ひくひくと動く腸壁が見えちゃってる!
しかも、おまんこまで広がっていた。丸い肉穴が、縦にふたつ並んでいる。
なんてえっちなんだ!
彼女は物欲しそうに、ぷりんとしたお尻を振った。
「……あ、あの。お、お尻に、入れ直してくれませんかぁ?」
オレの理性が、吹き飛んだ。
ついでに、チンコが元気を取り戻した。
こいつめ。可愛いくせに、どこまで変態なんだ!
誰かに見られたっていい! こうなったら、ヤれるだけヤってやる!
オレは床でウィンウィンうねるバイブレータを掴むと、べろりと舐めた。マナちゃんのアナルの味。苦くて、くさい。でも、興奮する。
バイブレーターを、突き刺した。
ずぷずぷずぷうっ!
「あ――んっ! そ、そこ、おまんこですぅーっ!」
オレはおまんこの奥までバイブレータを挿入し、スイッチをマックスにした。ヴィィィィーン! と、激しく唸る。
「あひぃい――っ!? つ、強いですぅーっ!」
四つん這いになったマナちゃんのくびれた腰を掴む。
そして、勃起チンコを開いたままのアナルに入れる!
みちみちぬぷうっ!
「ひゃあっ! お尻ぃ! お尻に入ってきたぁーっ! はぁぁーん!」
きゅううっと、アナルがチンコを締め付けてくる。緩めだったおまんこと違い、とてもきつい!
オレは腰を振る。マナちゃんのアナルに、チンコを出し入れする。
ぷぴいーっ! ぷっすぅーっ!
ぬっぷぬっぷ。ぶぴいーっ! ぷっぽぷっぽ。ぷっすぅぴぃーっ!
「いやぁー! おならじゃないよぉー! お尻ぃ! お尻の中が、こすれて気持ちいいのぉ!」
マナちゃんの鳴き声を聞きながら、オレは一心不乱に腰を振った。
おまんこでうねるバイブレーターが、皮一枚でチンコを刺激してきて気持ちいい!
征服しているぞ! オレは今、マナちゃんを征服している!
背中から抱きつく感じで、マナちゃんの髪のにおいを楽しむ。ぷるんぷるるんと揺れるおっぱいを、手のひらで弾くようにして弄ぶ。乳首をくにゅっとつねる。
「あーん! おっぱい気持ちいいよぉ! お尻も! おまんこも! 気持ちいい――っ!」
この淫乱娘め!
会社で
セックスして喜ぶなんて、なんて変態な女の子なんだ!
清純な女の子だと思ってたのに! この、裏切り者め!
スパァーン! ぬパン! ぬぷパァン!
ぷりゅパァーン! めりゅスパン! ぬぷパァーン!
めくれあがるアナルを眺めながら、オレは腰の動きを強くする。ぐいぐい突く。
「あっ! あーん! あーん! 激しいよぉ! お尻っ! お尻いぃぃ――! 熱いよぉ! あ――ん!」
マナちゃんは悲鳴のような声を出して、窓ガラスに張り付いた。オレが押しつけたのだ。
窓ガラスで、ふくよかなおっぱいが押し潰されている。向こうのビルから、丸見えだぞ!
「あっ! ああっ! あひぃっ! だ、だめぇ! あっ! あ――ん!」
ぷりゅうっ!
おまんこに入れていたバイブレーターが飛び出し、ごとんと床に落ちた。
ぶしゃー! ぷしゃっ! ぶしゃしゃしゃ――っ! しゃしゃぁ――っ!
おしっこだ!
マナちゃんが、
おしっこを漏らした!
びしゃびしゃと、床を濡らしてる!
会社で
おしっこするなんて、ダメじゃないか!
そんな娘は、お仕置きだ!
出すぞ! 出しちゃうぞ!
アナルにも、中出しだーっ!
ズパァン!
「うおおお――っ!」
ぶぴゅうっ! びゅぴゅぴゅう――っ! びゅっぱぁぁ――っ!
出た! 出した!
窓に張り付いたマナちゃんのアナルの奥で、射精した!
チンコを突き刺したまま、オレはぶるぶると震える。
おまんことアナル、両方に出したぞ!
感無量だ!
さっきのような罪悪感は、わかなかった。征服感と、達成感の方を強く感じる。
ぬぽっ。
オレはンコを抜いた。窓に押しつけられていたマナちゃんは、ずるずると床に倒れる。
おしっこだまりの中に、どろどろと精液がこぼれ出てきた。
チンコを出しっぱなしのオレは、息が整うのを待ちながら、ぐったりとしたマナちゃんを眺める。
オレが征服したマナちゃん。おまんことアナルに中出ししてやったマナちゃん。たまらなく愛おしくなってくる。
「……あ。お、お掃除しなくちゃ」
力のない声でそういうと、マナちゃんは身体を起こした。
たしかに、床は彼女の
おしっことオレの精液で汚れている。誰かがくる前に、掃除しなくちゃいけない。
違った。
マナちゃんはこちらに向き、手をついてあーんと口を開けた。赤い舌が、ちろちろと動いている。
そっちのお掃除か!
お掃除フェラか!
なんという性奴隷っぷり。まるで誰かに
調教されていたかのようだ。
オレは遠慮なく、彼女のアナルに入れていたチンコを差し出した。
ぱくっ。
ぺろっ。ちゅぷっ。
ぶぽっぶぽっぶぽっ。ねろっ。ちゅちゅちゅぅーっ!
実に丁寧でえっちなお掃除フェラだ。2回も出したというのに、また硬くなってきた。
ちゅぷん。
「おしまいです」
ぺろりと、彼女は唇を舐めた。
最後に、マナちゃんはチンコの先に笑顔でキスをしてくれる。可愛くて萌えちゃうようなキスだ。
「……ありがとう、マナちゃん」
オレはそういった。心からの、感謝の言葉だ。
すると、彼女の顔から笑顔が消えた。さっと、青ざめる。
「え? ……え? え? だ、誰?」
マナちゃんは、素早く目隠しを取った。驚きと怯えの混じる目で、オレを凝視する。
「あ、いや。……え?」
「鈴木さん!? ど、どうして!?」
「どうしてって……。どういうこと?」
「やだ! 物足りないと思ったら、違う人だったなんて!」
マナちゃんは窓ガラスに背中をくっつけて、ふるふると首を振る。おっぱいが、ぷるぷる揺れた。
オレは困惑していた。
物足りない? 違う人? 彼女はなにをいってるんだ?
その時、背後にひとの気配がした。
オレはずばっと振り返る。
「鈴木ぃ。ったく、ひとの肉奴隷を無断で使用するとは、いい度胸だな」
ハゲ部長だった。
頭のてっぺんをハゲ散らかした中年太りの部長が、ニヤニヤしながら立っていた。
「……ぶ、部長!? こ、これは、ど、どういう?」
「チッ。わかんだろ? マナは、オレの肉奴隷なんだよ。面接にきたときから目をつけててな。入社と同時にレイプして、
調教してやったんだ」
「ちょ、
調教!? あんた、正気か!?」
「あーん! ご主人様ぁー! あたし、この人に犯されちゃいましたー!」
裸のマナちゃんは、ハゲ部長の脚にすがりついた。
「見てたよ。物足りなかったというわりには、感じてたようだな。ションベンまで漏らしやがって」
「だって、だってぇー!」
「昨夜さんざんなぶってやったのに、満足できなかったのか?」
「そんなことないですぅ! お願い! 捨てないでくださいぃー!」
ぽかんと見ているオレの前で、部長はガシッとマナちゃんの髪を掴んで引き上げると、乱暴に投げ捨てた。
怒鳴るハゲ部長。泣きながらすがりつくマナちゃん。
なんだこれ。
さっきまで征服感に満たされていたオレは、まったくの部外者のようだった。
「マナ! 服を着ろ! ションベンも掃除するんだ! 早く!」
「は、はいっ!」
マナちゃんは涙を拭きながら、自分の机に向かった。
「鈴木。さっきのアレな。ちゃんと証拠撮っておいたから」
ハゲ部長は、チキチキと携帯電話を操作してニヤリと笑う。
「写メっすか。いつの間に。……で、どうしろと?」
「手伝え」
「……は?」
彼はしゃがんで、オレに耳打ちする。
「マナのやつな、すげえ性欲なんだ。毎朝毎朝、さっきお前がしたことを望んできやがる。それでいて、夜も求めてきやがる。とてもじゃないが、身体がもたん。今日だって、昨日の疲れが取れなくて遅刻した。歳かな。実はまだ回復してなくて勃たないんだ」
「マジすか」
「ま、オレがマナの性欲を目覚めさせちゃったんだけどな。とにかく、手伝え。嫌だというなら、この写メを持って人事に行くぞ」
オレは、噴き出した。
「ぶはははは。でも、いいんすか? マナちゃん、オレじゃ満足できないみたいっすよ?」
「んなこたーない。ちゃんとションベン漏らしてたろ? あいつは、イくと漏らすんだ。十分感じてたよ」
「へえ。中出しはOKなんすか?」
「構わん。オレもナマで散々出してる。お前も、たっぷり出してやれ」
「じゃ契約成立です」
オレがそういうと、ハゲ部長はほっと息を吐き出した。
「なんの相談ですかぁ?」
「あ」
ピシッとスーツを着たマナちゃんが、モップとバケツを持って立っていた。可愛らしく口を尖らせている。
この娘を、今日からハゲ部長と
調教するのか。
パートナーが気に入らないけど、ま、いいか。
「なんでもない! さっさと掃除しろ! 鈴木! お前もいつまでも粗末なもの出しっぱなしにしてないで、ズボンはけ!」
「はいはい」
オレはかったるそうに立ち上がり、マナちゃんの前に立つ。
「な、なんですか?」
彼女はモップの柄を構えながら、警戒する。まったく、いちいち可愛いことをする娘だ。
「今日からたっぷりといじめてやるからな。覚悟しとけよ」
マナちゃんは、きょとんとする。
「え? え? ご、ご主人さま?」
「今日から2本だ。楽しみにしておけ」
オレとハゲ部長は、いやらしい笑い声をたてた。
マナちゃんはオレたちを見比べながら、首を傾げる。でも、頬を染めてもじもじしていた。
さっきのアレを、毎朝ヤるのか。夜なんて、どーなっちゃうんだ?
楽しみだ。いずれ、オレ専用の肉便器にしてやる。
よし。とりあえず、下の薬局でドリンク剤でも買ってくるか。